最高の外構をデザインする方法

プランニングからディテールまで

著者:家づくりの会

装幀:刈谷悠三(neucitora)

B5判、本文4色、2,800円(税抜)

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ブルーオーシャン戦略が有効なジャンル

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戸建住宅の外構(門扉から玄関までの空間全体。庭はその一部)の設計手法についてまとめたムックです。著者は、住宅系の建築家組織として老舗の「家づくりの会」の皆さん。なかでも、高野保光先生、安井正先生のお二人には大変お世話になりました。

ひと言で言えば、建築家の提案する住宅の外構事例集ですが、きれいな事例写真を並べただけでは面白くないので、私のほうで「ひらく」「よせる」「ひろい」といったキーワードを設定し、あくまで外構設計のノウハウ本になるよう、半ば力ずくで設計のノウハウ化を図りました。

 

建築の「外構」というのは、ジャンルとしてはサブ中のサブです。

いわゆる「造園」「エクステリア」の延長とみなされることも多く、それまで真正面から取り上げた本はほとんどありませんでした。

建築家自身も、住宅単体は熱心に設計するものの、外構は適当にお茶を濁して終わりという人が少なくありません(予算が少なくてそこまで手が回らないという事情もありますが)。けれど、住宅全体として見れば、外構まで同時並行的に設計を進めるのが本筋というものでしょう。

競争の少ない未開拓市場を先んじて切り開くことを「ブルーオーシャン戦略」というそうですが、本書はまさにその戦略に則ったものといえるかもしれません。現実のビジネスで​ブルーオーシャン戦略が奏功する可能性は低いとも言われますが、建築書のように専門性が高く規模の小さい市場では、そこそこ有効なマーケティングのような気がします。

事実、本書はモノクロにもかかわらず発売直後から増刷がかかり、その後、カラー版としてつくり直した「増補改訂カラー版」も着実に売れ続けています。

いまだに他社が全然参入してこない、青い海のままです。

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