建築構造の「なぜ」がわかる一問一答

著者:建築構造用語研究会

装幀:大杉晋也

A5判、本文1色、1,800円(税抜)

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単行本も「見た目が9割」かも

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建築構造の基礎的な知識をまとめた、主に意匠設計者のための入門書です。

著者の「建築構造用語研究会」とは、日本建築構造技術者協会(JSCA)所属の構造設計者で結成した本書のためだけのグループ名。JSCAの広報部会に私が出入りしていた縁で、構造設計の正しい知識の普及と構造設計業界の知名度アップを兼ね、タイアップ企画として提案させていただいたものです。

本書の前身は、『スパッとわかる建築構造』というタイトルで私が編集したA4判のムックでした(2010年)。見開き2ページのなかにQ&A(梁断面を小さくするには? 床が振動する原因は何?など)を完結させる構成で、建築初心者が抱きやすい素朴な疑問に、構造設計の専門家たちが分かりやすく答えるという内容です。

ただ、このムックは鳴かず飛ばずであまり売れず、気がつけば書店からもフェードアウト。在庫の山を築くに至っていました。

その4年後。

編集者個人に課された年間の出版点数が諸事情により達成できなくなりそうになった私は、「短期間で手っ取り早く出版できそうな企画はないものか?」と思案した末、苦しまぎれに『スパッとわかる~』のリニューアル版を思いついたのでした。

​中身を大幅につくり直す時間はないので、手を加えられるとしたらデザインだけです。そこで、まずは判型を以前のA4判から半分のA5判に縮小。それにともない、ページ数は2倍に増えて380ページ超に。

ページ数が増えれば本の嵩も増しますが、「どうせ増えるならもっと分厚い本にしてやろう」と、本文用紙にあえて斤量の大きいものをチョイス。ただでさえ分厚くなりそうな本をより分厚くしてみました。イメージとしては、コンビニで売っている辞書みたいなマンガ本です。

とはいえ、デザインは超シンプルに白と黒だけに。

ただし、カバーを外した表紙のデザインは欧文だけで構成して、なんとなくペーバーバックの雰囲気も。

と、もはや何がやりたいのかよく分からない本として生まれ変わりました。

でも、これが意外と売れました。

中身はほとんど同じですから、完全に「外身」のおかげでしょう。

装幀が変われば売上げも変わる。

単行本も「見た目が9割」を実感した1冊でした。

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